通信建設業界で働くには

 

ショウ
無線従事者、通信関係の仕事をしていきたいという方向けに私の知っている情報をまとめてみます。
私が通信建設で働いていたのは2年間になりますが、その時に感じたことを記載させていただきます。

通信建設ってどんな仕事?

・仕事内容としては、日本の通信機器関係の施工、保守をする仕事。

・やりがいは非常にある
インターネット設備や、携帯電話の電波設備、インフラ関係の設備など世の中に必要不可欠な通信を管理する仕事なので、やりがいはある。

・ホワイトかブラックかで言われると、ややブラックである
情報を扱う業界なのでとても忙しく、求人情報でも月平均残業30時間とある。実際には、もっと忙しいイメージで、残業代は全額支給とはいかない様な会社が多い。

・給料に関しては、公務員のような安定して昇給していく業界である
NTTの下請けが多いので、福利厚生もしっかりしており、ボーナスを他の業界に比べると多い方だと思う。

・資格に関しては、仕事をする上で必要な資格が多く、無いと仕事をさせてもらえないような資格もある
資格が無いと入れない訳では無いが、働いていく上で資格が必要になってくる。

・転職に関しては、しやすい業界である
通信関係の仕事をしているだけあって、将来性は明るくこれからも必要になっていく仕事である。
しかし、勘違いしないでほしいのだが、経験者が転職しやすいのは、中小企業のみである。
大企業に転職するのは、実務経験と資格の両方が必要になるケースが多く、かなり難しい業界である。

仕事内容は、通信建設とあるように通信設備の施工をするのが仕事になります。

実際に扱うのは、光ケーブルやLANケーブルになるのですが、それに付随する機器も取り扱います。

仕事内容も様々で、携帯電話の基地局工事、建物の通信設備工事、一般宅にインターネット回線をひく工事、データセンターでの通信線敷設、抜去工事など今の世の中に必要不可欠な仕事が沢山あります。

入社したい会社が、主にどのような仕事をしているのかきちんと調べてから、会社を探すのが良いと思います。

やりがいに関しては、インターネット設備工事ということもあり非常にあります。

ネットワークを構築する仕事なので、社会貢献にもなるので、働いていて誇れる仕事になります。

ですが、仕事量が多いので残業が多いのが難点です。

残業代は払うのが当たり前ですが、実際のところ全て支給してもらえる会社の方が珍しく、30時間分や50時間分、80時間分などキリよくまとめられてしまいます。

給料に関しては、さすがNTT関係の仕事と言うだけあって、良いです。

給料自体は、他の会社とさほど変わりませんが、ボーナスが多いです。

会社によると思いますが、全体的にそこそこ貰える業界でした。

資格に関しては、取り扱っている仕事が多いため、必要な資格も多いです。

資格を取得することで奨励金も貰えるし、役職も付きやすくなる業界です。

勉強が好きな方は、向いているのではないのでしょうか。

通信建設業界での転職のしやすさに関しては、中小企業(現場仕事)に関してはしやすいです。

ですが、大手企業に転職しやすいかと言ったら話は別になり、きちんとした業務経験や有用な資格を持っていないと転職は厳しいでしょう。

また良い意味でも悪い意味でも専門性の高い仕事なので、他業界に転職しようとすると、活かせる事が少ないのがデメリットに挙げられます。

特に光ケーブルの仕事は、取り扱っている会社が少ないため、転職しようとするとまた1から仕事を覚えないといけなくなるかもしれません。

私個人的な意見ですが、通信建設業界に就職したら基本的には転職しない方が良いと思いました。(転職するなら未経験の業界に行ける若い内が良いと思います。)

例えばの話ですが、大手企業に就職して施工管理や事務処理を仕事としている人が転職してしまうと、転職先が現場作業が主な会社になってしまうので、苦労すると思います。

また年を取ってから未経験の業界に転職するのは、かなり勇気のいることなので転職するなら若い内が良いと思います。

現場が好きと言う方は、転職先が多いので良い業界かと思います。

必要な資格

通信建設業界で活かせる資格を載せておきます。

参考にしてください。

工事担任者

主に光ケーブルやLANケーブルを取り扱う際に必要な資格になります。

段階が何種類かある資格になるので、比較的取りやすい資格かと思います。

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電気通信主任技術者

光ケーブルを取り扱う際に必要な資格になります。

難関資格な分、取得すれば役職に近づきます。

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第1級陸上特殊無線技術士

携帯電話基地局工事の仕事をする際に必要な資格になります。

この資格を取得してから、7年基地局の仕事をする事により、検査や点検業務に携わることができます。

さらに上位の資格もあり、取得すると役職に近づくイメージです。

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第2種電気工事士

通信関係の仕事ですが、それに付随して電気設備を施工することもあります。

第1種電気工事士までは必要ないですが、第2種電気工事士はあると電気設備工事ができるので、必要な資格になります。

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ITパスポート

ITに関する初歩的な知識が勉強できる資格になります。

さらに上位の資格に、基本情報技術者や応用情報技術者などの資格があります。

まずは、自分の知識を上げるためにITパスポートを取得することが良いです。

必要であればさらに上位の資格を取得していけば良いと思います。

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